からだの『さび』
気を付けていてもいなくても、誰でも一年に一回歳をとります。
当然体も歳を取るわけですが、これには『酸化』が大きく関わっています。
①酸化とは
私たちは生きていくうえで必ず酸素を必要としています。
呼吸をすることで酸素を取り入れます。
この酸素を使い食べ物から取り入れた糖質、脂質、たんぱく質などの栄養素を燃やしてエネルギーをつくります。
エネルギーを作るときに栄養素を燃やすために酸素と結びつくことを酸化と呼びます。
この場合の酸化は何の問題もありません。
問題になるのは活性酸素による『酸化』です。
取り込んだ酸素の一部が『活性酸素』になり、細菌やウイルスの分解に使われたり、細胞間のシグナル伝達、排卵、受精、細胞の分化などにも利用されます。
一方で『活性酸素』が過剰にできると体の酸化が進み、正常な細胞を傷つけ老化を進めたり動脈硬化やがんを誘発することにもなります。
過剰な活性酸素による『酸化』が抗酸化の対象になる酸化です。
②活性酸素が過剰にできる原因
古い油や食品添加物の多い加工食品の取りすぎ、飲酒や喫煙、過度なストレス、紫外線、排気ガス、大気汚染、無理なスポーツも要因のひとつです。
③活性酸素を増やさない
抗酸化作用の高い食品を積極的にとることもだいじです。
⑴ポリフェノール
植物の色素の総称で、何千種類もあるといわれています。
・アントシアニン(ブルーベリー゙・赤ワイン・紫芋)
・カテキン(緑茶)
・大豆サポニン(大豆・納豆・豆乳・おから)
・クルクミン(ウコン茶・カレー粉)
⑵ビタミンA、C、E
抗酸化ビタミンと言われ過酸化脂質抑制し酸化によって傷ついた細胞の回復を早める働きがあります。
体の中にも酵素を含めタンパク質、尿酸など多様な抗酸化物質があります。
それぞれ
①活性酸素の発生を抑えるもの
②活性酸素の酸化力を抑えるもの
③活性酸素で受けた被害を修復するもの
といった役割を持っていて活性酸素に対する働き方が違います。
活性酸素を作り出す要素を減らすこともだいじです。
紫外線予防や適量のアルコール、酸化した油をとらないなどできるところから改善したいですね。
『酸化』は健康にも美容にも大きく影響します。
普段からきをつけて、さびない体つくりたいですね♪
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