季節や体調でも イライラするときの原因
春はうきうきする時期でもありますが、イライラしやすい時期でもあります。
女性は個人差はあるものの生理周期でイライラしやすくなります。
生理周期はダイエットでもよくとりあげられますが、お肌の状態にも影響があります。
①月経期(月経開始の週)
受精が起きないと子宮内膜が血液とともに排出される。
精神状態は不安定で過敏になりやすい。
生理痛や貧血症状。
肌は比較的安定していてにきびはできにくい。
②卵胞期(排卵前の週)
基礎体温は低温期。
女性ホルモンの中で卵胞ホルモン(エストロゲン)の量が高くなる。
体調も精神状態も安定している。
肌はハリやツヤがあり、絶好調。
③排卵期
卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)がともに多く分泌される。
皮脂分泌が盛んになるので、肌がべたつきやすい。
④黄体期(お排卵後~月経前の週)
基礎体温は高温期。
女性ホルモンの中で黄体ホルモン(プロゲステロン)の量が増える。
眠気が強くなる。
むくみ、便秘が起こりやすい。
PMS(月経前緊張症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)などの症状が出る場合がある。
無気力やイライラ怒りっぽくなるなど不安定になりやすい。
肌はニキビができる、脂っぽい、肌荒れしやすいなど不安定な時期
かならずしも当てはまる方ばかりではありませんが、おおまかにはこのような流れです。
お肌のことだけ考えると黄体ホルモンはトラブルメーカーのような印象ですが、子宮内膜を妊娠に適した状態にし妊娠を継続させるために必要なホルモンです。
月経前に『セロトニン』が減少することも、気持ちが不安定になる原因のひとつとされています。
セロトニンには精神を安定させ、ストレスを軽減させる働きがあり『幸せホルモン』と呼ばれています。
セロトニンは『トリプトファン』、ビタミンB6、炭水化物を使って体内で作られます。
トリプトファンはチーズ、豆腐、玉子、牛乳、バナナなどに多く含まれます。
ビタミンB6はレバー、マグロ、カツオ、にんにくなどに多く含まれます。
目覚めてすぐに日光をあびると睡眠ホルモン『メラトニン』の分泌が止まり、セロトニンの分泌スイッチが入るといわれています。
規則正しいリズムを繰り返す運動もセロトニンの分泌を高めます。
ウォーキングやスクワットのような軽い体操や、「ガムをかむ」「歯磨きをする」などの一定のリズムを繰り返す日常動作でもよいようです。
規則正しい生活、食事、軽い運動は肌作りにも有効です。
日々取り入れて、体も心もお肌も振れ幅少なくしたいですね!
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