目の疲れのその前に
目の疲れや眼精疲労でお悩みの方が増えています。
私が出会った中で最年少は、幼稚園受験を控えたお子様でした。
仕事や学校でもパソコンやタブレットを使わない日がない今日この頃。
目の健康に対して気を使う必要性がどんどんあがっています。
日常生活でも視覚情報に頼りがちなうえ、娯楽や仕事でも目を酷使している方が多いのではないでしょうか。
目が疲れやすい原因のひとつに、ずっと同じところを見ているということがあります。
パソコンやスマートフォンなど、近くのモニターや手元ばかりを見ていると、目のピントを調節している『毛様体筋』という筋肉がずっと緊張している状態になります。
毛様体筋は自律神経に支配されているため、毛様体筋が疲れてくると自律神経のバランスが崩れて目以外の体の症状も出てくると考えられています。それを眼精疲労といいます。
出てきた疲れに対する対症療法も必要ですが、まずは予防出来ればそれが一番です。
パソコン使用時の環境整備
①部屋とモニターの明暗差をなくす
部屋が明るすぎてもモニターが明るすぎても目に負担がかかります。
ディスプレイ画面上における照度は500ルクス以下、書類及びキーボード上における照度は300ルクス以下にすること。
またディスプレイ画面の明るさ、書類及びキーボード面における明るさと周辺の明るさの差はなるべく小さくすること。
など厚生労働省のVDT作業ガイドラインに詳しく記載されています。
②一時間ごとに作業を中断して目や体を動かす。
肩を回す、伸びをする、遠くを見るなど。
同じ姿勢が続くことを避けることで、過度の緊張を予防することができます。
30cmと3mの場所を10秒ずつ交互に見ることで毛様体筋のリラックスを促せます。
肩先に手を置き肘を大きく前まわし、後ろまわしすることで肩甲骨を動かすことができます。
集中しているとなかなか中断することが難しい場面もありますが、頭痛や肩首の痛みやこりを予防出来れば結果的に効率よいのではないでしょうか。
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