ツボの見つけ方

『ツボ』には目で見たり触ってみて感じるものと、住所がわかっている『経穴』があります。

『経穴』の住所は書物に書き記されているので、ネットで調べていてもわかりやすく説明しているものがたくさんあります。

わかりやすくというのは、例えば『合谷』という経穴の取り方は「第2中手指節関節の上、橈側陥凹部」これを「親指と人さし指の交わったところから、やや人さし指よりのへこみ」というふうに言い換えてくれています。

経穴の見つけ方にはざっくり2種類あります。

1 体表の解剖上の目印による定位法

骨格や筋肉などは体の中で特定の突起やへこみをつくります。

『経穴』はこうした自然の目印と密接な関係があるので、こうした目印を利用して位置を定めることができます。

①固定した目印

例えば眉頭は攅竹、眉尻は糸竹空、人中溝(鼻の下方で唇の上方にある皮膚の縦溝)は水溝を定めることができます。

②動的な目印

特定の姿勢をとったときにあらわれる目印もツボを定めるのに用います。

例えば上腕を外転して水平位までもっていった時に肩関節部にできる2つの陥凹のうち、前の陥凹に肩ぐう後ろの陥凹に肩髎を取ります。

③近隣の目印

近隣の目印を使ってツボを定めます。

例えば肩峰を結ぶ線の中点に大椎、両肩甲下角を結ぶ線の中点に至陽、両乳頭を結ぶ線の中点にだん中を定めることができます。

2 分寸定位法

大部分のツボは特別の目印のない肉付きのよい部分にあるので、尺寸を用いて測量します。

骨度分寸:人体の各部分を一定の分寸に定めて等分し、その1等分を1寸としてツボを定める基礎とします。この方法の利点は老若男女、高低肥痩を問わず誰にでも適用できることです。

1)前髪際から後髪際まで:1尺2寸

2)前髪際額角間:9寸

3)両乳頭間:8寸

4)胸骨体下端から臍まで:8寸

5)脇から季肋(章門穴)まで:1尺2寸

6)臍から恥骨結合上際まで:5寸

7)大椎穴から肩峰外端まで:7寸

8)肩峰外端から肘尖まで:1尺

9)腋窩横紋前端から肘窩横紋まで:9寸

10)肘尖から手関節横紋まで1尺2寸

11)手の長さ:8寸半

12)恥骨結合上際から大腿骨内側上顆縁まで:1尺8寸

13)大転子から膝窩中央まで:1尺9寸

14)膝から内果の最も高いところまで:1尺6寸

15)膝窩から踵骨上縁まで:1尺6寸

16)脛骨内側顆際から内果の最も高いところまで:1尺3寸

17)外果下際から地まで:3寸

18)足の長さ:1尺2寸

など、その人の体ではかります。

大人でも子供でも同様に考えるので、実際の長さはそれぞれ異なりますが、探しやすい目安です。

ツボは体調によっても多少場所が変わることがありますが、触って気持ちの良いところや痛気持ち良いところをほどほどの強さで刺激してみてください。




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