暖める前に冷やさない工夫

施術をしていると「冷え症なんです」という方によくお会いします。

自己申告がなくても、手足が極端に冷たかったり、背骨に張り付いたような奥ごりをさわると、冷えてらっしゃるなと思います。

体は暖めることも大事ですが、その前に冷やさないことが重要です。

例えば、冬場に暖房をがんがんにかけたお部屋にいても、お腹や腰が見えるようなTシャツや短パンでは体は冷えてしまいます。

同様に、外出するときにもこもこに着込んでいても、足首が出るような靴下でサンダル履きでは冷えてしまいます。

どちらも暖めているので、ご本人は冷やしているつもりはないのだと思います。

冷えを感じるときは温かい服装をする

どれだけ部屋を暖めていても、肌が露出していると、隙間風が通れば寒さを感じます。

フローリングを裸足で歩けば冷たさを感じます。

冷えの予防のためには、外の気温が下がってきたら家の中でも極力肌の露出は避け、スリッパを使うようにしてみましょう。

レッグウォーマーや腹巻を使うことでさらに保温することができます。

着込んでいても、足首や襟元が露出していると冷えてしまいます。

外出の時にはスニーカーソックスのような足首にかからないような靴下は避け、マフラーやストールなど巻物も持参してください。

寒い時期にマフラーや手袋、帽子があるだけで肩の力が抜けるのを感じたことはないでしょうか。

自覚がなくても、冷えを感じている時は必要以上に体に力が入っています。

長時間体に力が入っていると首や肩もこりやすくなりますし、人によっては血圧があがることもあります。

荷物になるとか落とすとかの理由で嫌がる方もいらっしゃいますが、短時間の外出でも手袋やマフラーを使うことで冷えや過緊張を予防することができます。

手間を厭わず、脱・冷えを頑張ってみませんか。