『暑熱順化』~たとえば半身浴の場合~
沖縄が梅雨入りしたというニュースを見ましたが、近畿は平年より遅い予報みたいですね。
数日雨が続いただけでムシムシしているように感じますが、まだまだ湿度が上がるのが梅雨と夏。
今のうちに体作りをして、熱中症予防に努めたい今日この頃。
運動や入浴で『暑熱順化』できるという話もしましたが、今回は入浴でする場合についてです。
①肩までつかってしまうと、発汗する前にのぼせてしまったり血圧や心臓に負担をかけすぎてしまうこともあるので、半身浴で行います。
②お湯が熱すぎてもすぐにのぼせてしまうので、39~42度くらいで調節してみてください。
適温は個人差があるので、自分自身が無理なく気持ちよくつかれる温度を見つけましょう。
ちなみに私は冷え症なので、39度では全然あせをかけないため、42度かもう少し熱いくらいが適温です。
③必ず水を飲みながら半身浴します。
まとめてたくさん飲むのではなく、5分に1回くらいのペースを目安に1~3口ずつ。
足りないようなら間隔をせばめて、飲水します。
水を飲んでいないと汗をかきにくいうえに、脱水をおこしたり浴室熱中症をおこしてしまうことがあります。
必ずお水を持って入りましょう!
④ふだんからよく汗をかく方や運動をしている方はスムーズに汗をかき始めますが、全然汗をかかない方はかき始めるまでに時間がかかります。
20~30分を目安で行いますが、汗をかきにくい方は気分が悪くならない範囲でお湯の温度を上げたり時間を長くしてみてください。
何回か半身浴をしているうちに、だんだん汗をかき始める時間が短くなってきます。
最初のうちは汗をかくまでにのぼせてしまうかもしれません。
その場合は一度お湯から上がり、休憩してから再度つかります。
汗が出ずに体温が上がってしまうのは暑熱順化できていないから。
体温が上がる前に汗をかくようになれば暑熱順化できてきたということです。
1~2回で慣れる方もいれば1~2週間かかる方など個人差はありますが、必ずスムーズに汗をかけるようになります。
汗をかくことに慣れてくると、汗の質もさらさらした塩分を含まない汗に変わってきます。
この時期平熱がふだんより高く感じる方や、熱がこもってだるさを感じる方はぜひお試しください♪
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